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星空で人を集める地域おこし

外観写真

「ほしのしろ」のオーナーで、星のおねえさんとして活躍する八巻さん。星を楽しむ様々なイベントをしています

2020年10月、能代駅の目の前に、日本初のプラネタリウムヨガスタジオ「ほしのしろ」がオープンしました。オーナーは能代市へ移住した八巻枝美さんです。
まずは、美しいプラネタリウムヨガの世界をご紹介しましょう!

内観写真

プラネタリウム「MEGASTAR CLASS」は科学館などに導入される本格メーカーのもの

プラネタリウムヨガは、天の川の星粒まで正確に映す超精密なプラネタリウムの中で、88星座をモチーフにしたオリジナルヨガを楽しむレッスン。リアルタイムの星空を再現し、室内に投影しているので、壮大な星の移り変わりに没頭し、ここでしか味わえないヨガを体験できます。
ほかにもフィットネスや健康体操など、初心者から上級者まで楽しめる個性豊かなレッスンの中から体調や気分に合わせて選ぶことができ、スタジオ内には生徒さんの笑顔が集います。

八巻さん写真

能代市で好きなお店はスタジオのご近所の「白神カフェ&ギャラリー」。生徒さんの憩いの場でもあるそう

オーナーの八巻さんに、移住しお店をオープンした経緯を伺いました。
八巻さんは岐阜県出身。移住前は、イベント業務管理士や登山自然ガイドのスキルを生かし、長野県阿智村の星空ガイドをしていました。小規模だった阿智村の星空イベントが、5年で年間十万人規模のイベントに成長するのを目の当たりにし、星が人を集める可能性に気付いたといいます。
その経験から、2018年4月、能代市へ地域おこし協力隊「宇宙のまちづくり担当」として移住。任期満了後も星にまつわるイベントを企画・運営し、県内外で「星空ガイド」や「星空イベントプロデューサー」として活躍しています。

地域の人と協力して完成したスタジオ。みんなで塗装した内壁は、刷毛のあとにもそれぞれの個性が表れます

能代市での「ほしのしろ」オープンの大きな力となったのが、人や地域との縁だったといいます。能代市では定期的に移住者交流会を開催していて、八巻さんはそこでダンスインストラクターの仲間と出会うことができました。
空き店舗を改装したスタジオ作りでは、市の補助金やクラウドファンディングを活用。一部の内装はインターネットで協力者を募り、地域の人たちと一緒に工事をしたそうです。
多くの人が関わることで、「ほしのしろ」はヨガスタジオの枠を越え、地域の人たちにとって非常に身近な場所になりました。レッスン以外でも、高校生が学んだり、子育てサークルのママさんたちがおしゃべりしたりと、今では交流の場としても愛されています。

「ほしのしろ」は夜まで営業。能代駅前は1日中多くの利用者でにぎわいます

八巻さんは「能代市は食べ物がおいしいし、自然と利便のバランスが良い市です。“田舎には何もない”と思うのは地域の価値に気が付いていないだけ。住んでいる人にも、これから訪れる人にも、能代の魅力に気付いてほしい。私も星をキーワードに人を集めることで、地域を盛り上げるお手伝いをしていきたいです」と活動への想いを話してくれました。

好きなものや人に接する八巻さんの笑顔は生き生き!地域の人たちもその笑顔に元気づけられています。

【ほしのしろ】

住所
秋田県能代市元町13-14
営業時間
10:00-20:30
定休日
月曜日
電話
0185-74-8209
HP
https://hoshinoshiro.com
駐車場
5台

名所「きみまち阪県立自然公園」でも、能代市に移り住んで活躍する人がいます。

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