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2021/12/16

北秋田市の奥行きのある自然を贅沢に楽しむ

豊かな自然と共に生きる「マタギ」の文化を色濃く残す北秋田市。雄大な自然は住む人を魅了し、癒してくれます。五感を解放し、ゆったりとした時の流れを感じながら歴史や伝統に触れる北秋田市の休日をご案内します。

森吉山や名瀑をゆったりと満喫

北秋田市の四季を彩る美しい自然は、何にも代えられない宝物です

秋田県の県北中央に位置する北秋田市は、山や川といった豊かな自然に囲まれて春夏秋冬それぞれに美しく、また、文化や歴史が色濃く残る魅力的な土地です。最近は「マタギ」になるために移住する若者もいて、そのような人たちを温かく迎え入れる風土でもあります。
北秋田市のシンボルとも言える森吉山(もりよしざん)は「花の百名山」に数えられ、初夏から秋にかけて約300種類のかわいらしい高山植物が咲き乱れます。山頂を目指す登山コースは6つあり、どれも日帰りできるコースです。

6月末、山人平に咲き乱れるチングルマとイワカガミ。頂上付近には雪渓が望めます

ゴンドラで空中散歩を楽しめるのも森吉山の魅力。森吉山阿仁スキー場の山麓駅から標高1,167メートルの山頂駅まで約20分間、普段はお目にかかることのできない高い目線から眺望を楽しむことができます。ゴンドラ山頂駅から登山をする場合は、山頂まで片道約1時間半の行程です。

紅葉も絶景!ゴンドラから360度のパノラマを楽しむことができます

秋の紅葉シーズンには、赤・オレンジ・黄色、たくさんの紅葉色で迎えてくれる森吉山。ブナなどの広葉樹が織りなすその色合いは、標高や日にちで少しずつ変化していきます。春〜秋シーズンのゴンドラ運行期間中は「ガイドと行く森吉山自然観察会」の開催もあり、より深く森吉山を知るチャンスです。

迫力あるスノーモンスターの行進

冬には、山頂付近に巨大なスノーモンスターが出現! 樹氷鑑賞期間の1月上旬〜3月上旬(気候によって変動)は、ゴンドラ山頂駅で長靴やスノーシュー、ストックなどを無料で貸し出ししており、樹氷平を歩いて間近に樹氷を鑑賞することができます(一周約30分)。

【森吉山阿仁スキー場】

住所
秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝79-5
電話
0186-82-3311
HP
https://www.aniski.jp/

「安の滝に来ると、恋が叶えられる」との言い伝えもあるそう

森吉山周辺には、たくさんの名瀑があります。奥阿仁の山中にある「安の滝(やすのたき)」は、落差90メートルの2段構造の滝。周辺の緑や紅葉と、水しぶきを感じられる大迫力の滝が美しく、「日本の滝百選」で第2位に選ばれています。8キロメートルにわたる中ノ又(なかのまた)渓谷の上流部にあり、散策路入り口から滝壺までは約2キロメートル、片道1時間ほどのトレッキングコースです。(トレッキング期間:6月〜11月上旬)

落差50メートルを3段で流れ落ちる三階滝

県の名勝天然記念物に指定されている「小又峡(こまたきょう)」は、大小100以上の滝が点在する全長約7キロメートルの渓谷です。太平湖に流れ込むノロ川が、火砕流の大地を200万年かけて浸食し、神秘的な景観を作り出しました。太平湖を遊覧船で渡ると、小又峡桟橋から三階滝まで片道1.8キロメートルの遊歩道が整備されており、穴滝や三角滝など、他に類を見ない独特の造形美を楽しむことができます。(トレッキング期間:6月〜10月)

【太平湖遊覧船(森吉山荘)】

住所
秋田県北秋田市森吉字湯ノ岱14-1
電話
0186-76-2334
HP
https://moriyoshizan.jp/around/taiheiko
運行期間
6月上旬〜11月上旬
運行時間
9:30〜15:30(1時間おきに運行)

ゆっくりと時間をかけて登山やトレッキングをしながら、全身で自然を感じる楽しみは、北秋田市ならではの豊かな時間の過ごし方といえるでしょう。

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